もの思う葦という題名にて
もの思う葦という題名にて、日本浪曼派の
続きを読む人は弱さしゃれた言いかた
人は弱さ、しゃれた言いかたをすれば、
続きを読むと言ってしまってもどこやら
と言ってしまっても、どこやら耳あたらしい
続きを読むもしくは軽蔑とはわれに
もしくは、軽蔑とはわれに益するところ
続きを読むそれでは私の生業もなにも
それでは私の生業もなにもあったものでない。
続きを読む私はその七篇にぶち撒かれた
私はその七篇にぶち撒かれた私の血や
続きを読むもう一作拝見もう一作
もう一作拝見、もう一作拝見、てうかしがましい
続きを読む私の小説に買い手がついた
私の小説に買い手がついた。売った。売ってから
続きを読む私はこの四五年のあいだ既に
私は、この四五年のあいだ既に、ただの小説を
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