おのれの作品のよしあしを

おのれの作品のよしあしをひとにたずねることに

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就いて自分の作品のよしあしは自分が最もよく知っている。

千に一つでもおのれによしと許した作品があったならば、
さいわいこれに過ぎたるはないのである。

おのおの、
よくその胸に聞きたまえ。

先日、
君の短篇集とお手紙をもらって、
お礼のおくれたのは自分の気不精からでもありましたが、
自分は誰かれの差別なくお礼やら返事やらを書いているわけにも行きません。

恩を着せるようにとられても厭ですが、
自分は君の短篇集をちょっと覗いてみて、
安心していいものがあるように思われましたから、
気も軽くなって不取敢お礼を差し上げたのです。

ニキビどうです。

少しでも小説を読み馴れている人ならば、
すでに、
ここまで読んだだけでこの小説の描写の、
どこかしら異様なものに、
気づいたことと思います。

一口で言えば、
冷淡さであります。

失敬なくらいの、
そっけなさであります。

洋服は、
故郷の母も送って寄こさない。

また私は、
五尺六寸五分であるから、
出来合いの洋服では、
だめなのである。

新調するとなると、
同時に靴もシャツもその他いろいろの附属品が必要らしいから百円以上は、
どうしてもかかるだろうと思われる。

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