アントン・ファン・ダイク

アントン・ファン・ダイク。彼が二十三歳の折に描いた

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自画像である。

アサヒグラフ所載のものであって、
児島喜久雄というひとの解説がついている。

背景は例の暗褐色。

豊かな金髪をちぢらせてふさふさと額に垂らしている。

翌る朝、
朝ごはんを食べながら、
呻くばかりでありました。

くだらない手紙を差し上げた事を、
つくづく後悔しはじめたのです。

出さなければよかった。

取返しのつかぬ大恥をかいた。

たった一夜の感傷を、
二十年間の秘めたる思いなどという背筋の寒くなるような言葉で飾って、
わあっ!私は、
鼻持ちならぬ美文の大家です。

ニキビ君だって知るまい。

笑っちゃいけない。

不思議なのは、
そんなことに在るのでは無い。

不思議は、
作品の中に在るのである。

私は、
これから六回、
このわずか十三ページの小品をめぐって、
さまざまの試みをしてみるつもりなのであるが、
これが若しHOFFMANNやKLEISTほどの大家なら、
その作品に対して、
どんな註釈もゆるされまい。

こだわるといっても、
私は自分の野暮ったさを、
事ある毎に、
いやになるほど知らされているのであるから、
あれを着たい、
この古代の布地で羽織を仕立させたい等の、
粋な慾望は一度も起した事が無い。

与えられるものを、
黙って着ている。

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